第3弾として蔵書一覧を作成します。
今回もデータベースを作成する前段階として、自分がどのようなデータベースを必要としているかをはっきりさせましょう。
- 最初に考えるのは次の2点です。
- ・どのようなデータを入力するのか
・どのような結果(帳票や一覧、計算結果など)が欲しいのか
- 上の結果を得るために次のような点を考える必要があります。
- ・どのようなテーブルを作ればいいか
・どのような画面を作ればいいか
・どのテーブルのどのフィールドを連結させるか
・どのような処理を行えばいいか
得意先台帳では ACCESS というソフトの使い方に慣れるためにリレーションシップは使用しませんでした。
蔵書一覧では得意先台帳で行なったことにプラスしてリレーションシップとクエリを利用したものを作成します。
蔵書一覧の目的は家中にあるたくさんの本を整理するためと、既に持っている本をまた買わないようにするためです。
- 作成するデータベースの概要を決める
- 作成するデータベースの使用方法を決める
- 使用方法からデータベースの詳細を決める
- 入力画面(フォーム)のレイアウトを決める
- テーブルの作成とフィールドの設定
- リレーションシップの設定
- クエリの作成
- フォームの作成
- フォームの見た目をよくする
- コントロールのプロパティ設定
- フォームを完成させる
- データの入力
- レポートの作成
- デザインビューでのレポートの修正
- 1.作成するデータベースの概要を決める
- 今回テーマにするデータベースは蔵書一覧です。
今まで使用していた手書きの蔵書一覧が以下の通りだったとします。 保存したいデータ内容は以下のとおりです。 保存場所 作品名 著者名 出版社名
- 2.作成するデータベースの使用方法を決める
- 本の番号を作成し、自動的に採番する
- それ以外のデータは蔵書一覧を元に入力する
- 保存場所だけの入力画面を作成する
- 著者名だけの入力画面を作成する
- 出版社名だけの入力画面を作成する
- 作品名の入力画面を作成する
- 著者ごとの作品名の一覧表示を作成する
- 3.使用方法からデータベースの詳細を決める
- ここでは保存場所、著者名、出版社名、作品名用に4つの入力画面を作成します。
何故こんなに多くの画面が必要なのかは入力されるデータを考えると分かります。
データはどんなものでもかまいません。
上記のデータをよく見てください。
保存場所 題 名 著 者 名 出版社名 本棚1 徳川家康 山岡壮八 文芸社 押入れ右 菜の花の沖 司馬遼太郎 角川文庫 押入れ右 太平洋戦争 山岡壮八 集英社 本棚2 最後の将軍 司馬遼太郎 講談社 本棚1 昭和16年夏の敗戦 猪原直樹 文芸社 押入れ右 黒船の世紀 猪原直樹 角川文庫 : : : :
保存場所・著者名・出版社名の3項目はデータが重複しています。
つまり、
・同じ場所に保存されている本
・同じ人が書いていたる本
・同じ出版社から出版されている本
が複数あるということです。
この先本が増えていくたびに、場所や著作名、出版社名を入力しなければなりません。
たとそれが、以前に入力したことがあったとしてもです。
そこで何度も出てくるデータは、その度に入力するのではなく、一度だけ入力してその後はその入力済みのデータを利用します。
そのために、これから使う保存場所、著者名、出版社名を入力するフォームを作成します。
- 今回入力するデータは保存場所、著者名、出版社名のほかに、それらを使って入力される本のデータがあります。
保存場所、著者名、出版社名のデータは、本のデータを入力するための基になっており、このようなデータのことをマスタと呼びます。
それぞれのテーブルは以下のようになります。
保存場所 保存場所番号 連続した番号を自動的に採番します 保存場所 資料に基づいて入力します
著者名 著者番号 連続した番号を自動的に採番します 著者名 資料に基づいて入力します
出版社名 出版社番号 連続した番号を自動的に採番します 出版社名 資料に基づいて入力します
蔵書一覧 蔵書番号 連続した番号を自動的に採番します 保存場所番号 保存場所のテーブルから入力したい場所の番号を入力します 題名 資料に基づいて入力します 著者番号 著者名のテーブルから入力したい著者の番号を入力します 出版社番号 出版社名のテーブルから入力したい出版社の番号を入力します
- 4.入力画面(フォーム)のレイアウトを決める
- 各種マスタ
- 蔵書一覧